持ち歩く「真空」魔法瓶はなぜ保温できるの?わかりやすく解説

 

遠足に関わらず、ちょっとした外出時や仕事先でも魔法瓶を持ち歩く方も多いと思います。
魔法瓶は、暖かい飲み物を暖かいまま持ち運べるのでとても便利ですが、それは「真空」のおかげって知っていましたか?

ここでは、魔法瓶の仕組みについてわかりやすく解説します。

そもそもなぜ暖かい飲み物は冷めるのか?

熱々の味噌汁もラーメンも、時間がたつと冷めてしまいます。
それは、熱が逃げてしまうから。

暖かい物と冷たい物をくっつけた時、
暖かい物がもつ熱が冷たい物に伝わります。
結果的に、暖かい物と冷たい物が同じ温度になります。
もともと暖かい物が持っていた熱は、冷たい物に伝わるため暖かいものの温度が下がります。

では、暖かい物と冷たい物がくっついていなければ熱は伝わらないのでしょうか?
結論から言いますと、そんなことはありません。伝わります。
暖かい物から冷たい物の間にある空気中を「赤外線」という電磁波(光)によって熱を伝えるからです。

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私たちが、直接ストーブにくっつくことなく、ストーブの前で暖を取るのはストーブから赤外線が放たれているからです。

 

魔法瓶に潜む「真空」がなぜ熱を逃がさないのか?

魔法瓶は、二重構造になっており、内壁と外壁の間に真空があります。
ここに真空があることで、熱を伝わりにくくしています。

空気があると熱は赤外線となり逃げてしまいます。空気中には沢山の分子があり、それらがエネルギーとして熱を伝えるからです。
分子同士が手を取り合ってウェーブをするかのごとく熱を伝えていきます。
一方、真空の場合、存在する分子が少ないため、手を取り合うこと自体が難しくなるため熱が伝わりにくくなります。 

この魔法瓶の技術を活用したビールなどを冷たいまま飲むことのできる真空のタンブラーなどもよく目にします。

 

真空は魔法瓶など私たちの生活を快適に過ごすために活用されています。
そんな真空を利用した菅製作所のスパッタ装置は、さまざまな物質に膜を作ることができ研究などの分野で活躍しています。

 

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この記事を書いた人

株式会社菅製作所

北海道北斗市で、スパッタ装置やALD装置等の成膜装置や光放出電子顕微鏡などの真空装置、放電プラズマ焼結(SPS)による材料合成装置、漁船向け船舶用機器を製造・販売しています。
また、汎用マイコン・汎用メモリへの書込みサービスも行っています。

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