『一歩踏み出すと、すごい自由で本当にいいものって見つけられる』
旭川でみそ味にこだわった人気のラーメン店くさびさん
取引先の会社さんとのコミュニケーションについての素敵なお話を聞かせていただきシェアしたいと思ったのでブログにしました。
それは、お店の命ともいえる麺の仕入れ先を変え、新たに取引先となった製麺会社さんとのこと。
以下 : らーめん くさび マスターの話・・
その製麺会社さんには営業だけとかではなく、会社全般に感心させられている。
なんのことかというと、だいたいのラーメン店は、すこし極論を言えば、製麺会社が提供する麺に合わせたり、慣れたりしているのが普通。ラーメン店の要望があって、1件1件、細かに麺の食感や味をオーダーしていることはあまりないんだ。
だけど、その製麺会社さんは、ラーメン店のおれの使った感じ、食べた感じからの、もっとこうしたい、もっとこうありたいに、会社全体で応えようと継続的に麺の柔らかさや食感、味などの微妙な調整や改良に何度も努力してくれている。
感覚的な表現も多いから、お店から営業通して実際の製造現場に伝え合うのも難しいことなんだ
それでも、例えば、その製麺会社さんの代表や役員の方まで、お店に来てくれて直に要望を聞いてくれるなど、本当によくコミュニケーションしてくれるんだよ。物凄く行動にも表れている。
↑ 旭川市の製麺会社工場 Googleストリートビュー
わざわざ会社の代表者や役員の人が現場に来てお店の話を聞き取るなんてことは他の製麺会社さんでは今までなかった。
そういう人たちは会社運営のこととか他にもやらないといけないことが山積みなのは俺もわかってるし、現場に来ないことも間違ってるとも思っていない。
だけど、会社のトップからそういった現場主義な姿勢はとても見習えるし、刺激を受けて、おれももっと頑張って美味しい麺、美味しいラーメンをつくろう!って思える。お互いの期待以上に応えたいって強く思える。
そういったお付き合い、関係はお互いのレベルアップのきっかけになるし、本当にいいもの、美味しいものをって追求できる。
↑ くさびの黒味噌ラーメン 味噌味が豊富
もっとよくしようと考えても、何年も同じものから、いままでと違う麺でってなかなかチャレンジできない。
味や食感の変化って固定客にはシビアに伝わるから正直怖さもある。
でも本当は一歩踏み出すと、すごい自由で本当にいいものって見つけられるし、そういう俺の姿勢を見てくれて感じてくれるお客さんもたくさんいる。大切なものを守ることも大事だけど、コミュニケーションして改善できるってことは本当に素晴らしいしたくさんの評価もいただけるんだよ
そんなふうに感じさせてくれたその製麺会社さんに感心というか感謝している話だね。
~以上くさびマスターの話~
↑ お店はいつもこんなノリのファンと活気に満ちている
わざわざ会社の代表者が営業マンと同じように取引先のお店に顔を出して話を聞く。
それは作業効率のいいことだろうか?作業効率?、役割?、利益率?、数字・・・でも人間は機械じゃない。
人間の高い向上心は、もっとも大切な感情、心のコミュニーションがら生まれる機械にはできない真のクリエイト
それが仕事の関係者同士同じ方向を向いて、自分1人ではいけない場所にたどり着くことはとても大きな喜びとなり、多くの人に、ありがとう!って感謝の気持ちや、美味しいって笑顔をまたらす。
↑ 赤味噌、麦味噌、白味噌、・・・一度コンプリートしてみたい!
【現場】そこには多くの人々が無くしがちな豊かな人間性を感じ取ったり、足し算引き算ではない、大切なコミュニケーションの宝物がある。
確かにやるべきこと、役割というものは存在する。だけど、それに縛られたり、逃げたりして、本来やらなくてはいけないコミュニケーションを怠ってしまう場合が多くはないだろうか?
そういった私的な反省も込めて今回のことはとても良い勉強になりました。
■らー麺 くさび
本店:北海道旭川市東旭川北1条4丁目1-28
火曜日定休/TEL:0166-36-6218
東鷹栖店:北海道旭川市東鷹栖3条3丁目636-12
火曜日定休/TEL:0166-57-1009